#694

記事を
ブックマークする

大きくなった新型で、ホンダの巻き返しなるか。

 '07年、ホンダがモトGPクラスに投入したRC212Vは、斬新なフォルムで注目を集めた。しかし、小さく作りすぎた故の乗り難さやエンジンパワー不足などで苦戦し、急ピッチで改良が施された。中盤戦以降は'07年チャンピオンを獲得したドゥカティと対等、コースによってはドゥカティを凌ぐ戦闘力を身につけ、終盤戦には5戦連続PPを記録し、最終戦バレンシアGPではD・ペドロサが圧勝する速さを見せつけた。

 そのホンダが、最終戦が終わったばかりのバレンシアGP後のテストに、フルモデルチェンジされたニューマシンを投入して話題を集めた。新型は'07年型の反省からマフラーが最初からオーソドックスなタイプとなり、車体もライバルメーカーと同等の大きさになった。エンジンも、スズキ、カワサキに続き、圧縮空気を採用し、より高回転が可能なニューマチックバルブを採用した。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
キャンペーン終了まで時間
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Satoshi Endo

0

0

0

前記事 次記事