「マン・オブ・ザ・マッチって、負けた方から出してもいいんじゃない?」
9月20日のサントリー対クボタ戦後、プレスルームでそんな声があがった。
トップリーグでは今季から、全試合でその日の最優秀選手を表彰しているが、ときに勝者よりも輝く敗者がいるものだ。この夜、秩父宮の観衆を魅了したのはクボタのSOシェーン・ドゥラームだった。クボタは前半、一時は19点差をつけられながら、ドゥラームのPGで粘り強く反撃。後半22分には中央付近から 50m近いロングPGを鮮やかに決め、4点差まで肉薄した。最後はサントリーが強力スクラムからSH成田秀悦のトライで決着をつけたが、昨季8位が才能集団に挑んだ姿は見る者を熱くさせた。
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photograph by Kenji Demura