5年前の初招集以来、たびたび候補に名を連ね、公式戦に出場した経験もありながら、齋藤拓実が日本代表にフルコミットするのは、意外にもこの夏が初めてのことだった。ワールドカップ予選のため、合宿や海外遠征を繰り返す日々。慣れないオフシーズンの過ごし方に難しさを感じることもあった一方、チームが好成績を残してきたことは齋藤個人にも大きくプラスに働いた。
「最初のほうはコンディションの部分で苦労しました。中東に行くのは初めてで、時差がある中で試合をしたり、長時間のフライトだったりというのもこれまであまり経験してこなかったんです。タフなスケジュールでしたが、チームとしては一丸となって戦えました。そういった意味では、充実したオフシーズンだったかなと思います」
代表では、基本的に2番手もしくは3番手のポイントガードという位置づけ。その中で齋藤はチームに貢献している手応えを感じつつ、それにあぐらをかくこともしない。
「オフェンスとディフェンスの両面で、チームとして良いパフォーマンスを出せたと思います。自分としても、ポイントガードとしてセカンドユニットで出た時に、良いスタートダッシュをしっかり引き継いでプレーできたのは良かったです。ただもちろん、この夏の代表活動で自分の立ち位置に安心することはありません。(富樫)勇樹さんだけでなく、若い選手にも良いポイントガードがすごく多いので、『日本には自分が必要』と思ってもらえるようなパフォーマンスを発揮していきたいです。それはBリーグでも求められると思うので、開幕に向けてしっかり準備したいと思います」
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