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「足には自信があります」シリーズ初先発・大津亮介の内野安打とマウンドさばき…「孤軍奮闘」佐藤輝明の“足早”コメントとの陰影《日本シリーズ第4戦:2人のKEYMAN》

2025/11/08
4試合連続打点をマークした佐藤輝明

まさに孤軍奮闘。

 何もできないまま終わってしまうのか……。 甲子園球場を埋め尽くした阪神ファンの心には、そんな思いがよぎっていたはずだ。

 0対3。7回までわずか4安打。沈黙の阪神打線がようやく一矢を報いたのは8回だった。先頭の近本光司の中前安打と四球で作った1死一、二塁。ここで打席に入ったのは、「4番」佐藤輝明だ。

 ボール3からの4球目――。ソフトバンクの4番手・松本裕樹の146kmのフォークに食らいつく。弾んだボールが二塁手の差し出すグラブの横を抜けて中前に転がった。二塁から近本が一気にホームを駆け抜け、この日、一番の歓声がスタンドに響いた。

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