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「いつもとは違うスタイルで…」モイネロが“寒い”甲子園で意識したこと…大山悠輔へのため息と「明けない夜はない」《日本シリーズ第3戦:2人のKEYMAN》

2025/11/07
3回に右翼ポール際に強烈なファウルを放ったモイネロ

寒さと冷静さ。

 日没とともに気温がどんどん下がった夜寒の甲子園。冷たい秋風が舞うマウンドに立ちはだかったリバン・モイネロは、たぎる思いは傍に、ひたすら冷静を貫いた。

「阪神ファンの大声援は、特に気にならなかったです。投げている時は、全く物音は聞こえない。集中して投げられました」

 立ち上がりの1回2死一塁、佐藤輝明に高めに浮いたカーブを強振され手痛い先制点を許す。“魔球”と恐れられるカーブが、この日は切れ味を失っていた。

 ならば、と思考を切り替えた。

「寒さもあってちょっとボールが抜ける感じがあったので、力を加えるというよりはストライクゾーンの四隅にしっかりボールを集めることに意識を集中して投げました」

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