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《47都道府県の逸材》札幌日大、東北、東海大菅生、星稜、静岡、高蔵寺の‟隠れた逸材”とは…地方大会で輝いた未来のドラフト候補たちを一挙紹介!【前編・北海道~三重県】

2025/08/29
愛知県 芹澤大地(高蔵寺) / 北海道 窪田洋祐(札幌日大)
惜しくも聖地には届かなかったが、光る才能を見せつけた球児たちがいた。大学、社会人、プロと、それぞれの道でその名を轟かせる日は近いだろう。(原題:[47都道府県の逸材]地方大会で輝いた未来のドラフト候補たち 前編)

今年の選手傾向

 今年の高校生のドラフト候補を語るうえでスカウト陣からもよく聞かれるのが、有力選手の進学、社会人志望が多いということだ。投手では芹澤大地(高蔵寺)、野手では阿部葉太(横浜)などがその代表格であり、上位指名が狙える選手でも高校からのプロ入りを望まないケースが目立つ。データ活用やトレーニングの進化でプロのレベルが年々向上しており、来年以降もまずは大学や社会人で力をつけてからプロ入りを考える選手が増える可能性も高そうだ。

 そんな中で唯一、1位指名の可能性が高いのが石垣元気(健大高崎)だ。ストレートの平均球速は大学生、社会人を含めても屈指である。ただそんな石垣もチームメイトの佐藤龍月が昨年トミー・ジョン手術を受けた影響もあり、怪我のリスクを考慮してこの夏はわずか7イニングの登板に終わった。投手については今後もこのような流れが続くことは十分に考えられる。松坂大輔や田中将大のように、甲子園でフル回転する大エースは令和の時代には登場しないのかもしれない。

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photograph by Asahi Shimbun / SANKEI SHIMBUN

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