記事を
ブックマークする
「野球が進化している証拠だよ」アーロン・ジャッジらが語る“100マイル”を打つという楽しさ《大谷翔平の101マイルを受けた捕手が語ったことは?》
「100マイルが増えている」
メジャーリーグの打者たちは、そう口を揃える。
あからさまにため息をつくことはないが、目を輝かせることもない。しかし、(打つのは大変なんだよ)という心の声が言葉の端々からうかがえる。
彼らの言葉通り、100マイル超を投げる投手は確実に増えている。
今季、100マイル超を投げた先発投手は20人、中継ぎ投手は50人で、10年前の2015年の先発12人、中継ぎ39人と比べても増加している。そのうち、今季の先発最速はタリク・スクバル(タイガース)で102.6マイル、続いて23歳のジェイコブ・ミジオロウスキー(ブルワーズ)で102.4マイル、中継ぎではメイソン・ミラー(パドレス)が104.1マイルをマーク。日本人投手では大谷翔平(ドジャース)が101.7マイル、佐々木朗希(ドジャース)が100.5マイルを計測した。
100マイルには届かなくても、98、99マイルを投げる投手も増加している。'15年に98マイル超の先発は48人だったが、今季は倍近い90人と、メジャー全体で球速が上昇している。
相手投手のデータを解析し、対策しても打てない。バットに当たってもファウルにするのが精一杯で、前には飛ばせなかったり、 手も足も出ない場合もある。「バーン」と捕手のミットに響いた音を聞きながら、肩を落としてダグアウトに戻る打者たち。それを横目に三振をとってマウンドでガッツポーズをする投手たち。
プラン紹介
「雑誌+年額プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
「雑誌+年額プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
この連載の記事を読む
記事


