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「ドジャースの文化的価値は55億ドル」“別のLA”エンゼルスから移籍→現地で見た大谷翔平と球団のシナジー効果とは?《水原一平事件も人気を高める結果に》

ロサンゼルス国際空港から椰子の木の立ち並ぶフリーウェイ110に乗ってダウンタウンに近づくと、「L」と「A」を組み合わせた青と白のロゴが街を彩り始めるのに気づく。
ハリウッドサインと並ぶ街の象徴、それがドジャースだ。
1958年にNYのブルックリンから移転して以来、このチームはただの野球フランチャイズを超え、都市のアイデンティティとなった。2024年、その「青い王国」に大谷翔平が加わった時、彼のステータスは一夜にして変容した。「赤い軍団」エンゼルスで6年間「才能は世界一だが、舞台は世界一ではない」状態から、LAの文化的中心へと躍り出たのである。
「LAには二つの世界がある」と言われる。エンゼルスのあるアナハイムはディズニーランドで知られる観光地。地理的にもLA中心部から約50km離れた白人の家族層が多く住む郊外だ。知名度を上げるため「アナハイム・エンゼルス」から「ロサンゼルス・エンゼルス」に改名したが、現地のスポーツファンにとっては、ロサンゼルスと名付けることさえ違和感を覚える。

一方、ドジャースのあるダウンタウンは名実共にLAの中心地。スタジアムは、ダウンタウンを間近に見下ろす「チャベスラビーン」という名の渓谷にせり出すように建っていて、それがスタジアムの愛称にもなっている。試合のない日でもグッズを目当てにチャベスラビーンに足を運び、駐車場LOT11に車を停めれば、『アルマゲドン』や『ラ・ラ・ランド』など数々のハリウッド映画に出てきたダウンタウンの摩天楼が、美しい夕陽に染まるシーンを眺めることができる。
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