原宿、渋谷近辺を歩いていると、ふと感じることがある。
「ヤンキースやドジャースのキャップ被ってる人、めっちゃ多いなぁ」
ヒップホップやスケートボードなど、斜に構えた格好良さを表現した“ストリートカルチャー”。それを最も色濃く見て取れるのが、日本での発祥の地と言われる原宿であり、ファッショニスタが集まる渋谷である。そんな彼らのおしゃれアイテムとして、ベースボールキャップは定番となった。
その名の通り「野球帽」だが、単色の厚手生地に球団ロゴがプリントされたシンプルなキャップは、ワンポイントでアクセントを足すにも、ファッションに統一感を出すにも良し。ストリートの本場アメリカは言わずもがな、日本でも前述の通り着用している人をとにかくよく見かけるし、特に若者の間でトレンドとして確立されている。今これを読んでいる人の中にも「あの人、MLBのキャップ被っているけど、野球に興味あるのかな……」と脳裏を過ったことがある方がいるのではないだろうか。
ヤンキースのロゴをニューエラのロゴと勘違い?
なぜ、令和の日本でMLBのキャップがトレンドとなったのか? きっかけの1つとなったのが「コロナ禍による生活の変化」と「大谷翔平のドジャース移籍」だ。MLB唯一の公式選手用キャップサプライヤーのヘッドウェアブランド『NEW ERA(R)(ニューエラ)』。同社マーケティング担当者に話を聞いた。
2020年から日本でも蔓延した新型コロナウイルスは生活様式を一変させた。政府から緊急事態宣言が発令されると、人々は外出を控え、街から人が消えた。外出が減ればキャップを被る機会も減るのではないか? そう考えていたが、実際は真逆だった。担当者によると「ここ5年くらいは女性のユーザーが大きく増えました。それまでは、MLBのファンやストリートファッション好きな男性がメインだったのが、裾野が大きく広がった形です。コロナを経て生活様式が変わって、家の近くで生活するようになった。カジュアルにキャップを被るようになったことが要因の1つです」。
プラン紹介
「雑誌+年額プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
「雑誌+年額プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
この連載の記事を読む
記事
【箱根駅伝】「優勝を欲するのは、選手か、監督か」青学大・原晋、中大・藤原正和らの言葉で102回大会を展望する《駒大・藤田敦史は「忘れ物」を探す》
【動画】「シニアに上がってもずっと1位を目指します」ジュニア王者・中田璃士が明かす“打倒マリニン”への熱き決意「日本のクワドゴッドになれば可能性があるかな」《独占インタビュー・後編》
【独占告白】大谷翔平が語る野球の神様から“欲しいもの”と投手としての“壁”「力不足以外の何ものでもない」《インタビュー前編》
【動画】「4回転アクセルをクリーンに跳びたいです」ジュニア王者・中田璃士が語る世界ジュニア連覇への思いと羽生結弦への憧れ「空中姿勢やフォームが全部綺麗」《独占インタビュー・前編》
【独占告白】「最後のスイーパーに迷いは…」大谷翔平が初めて語る2023年WBC決勝の怖さと“まさかの”舞台裏「僕が監督でもそうなる、と」《インタビュー中編》
【独占告白】「変なシーズンでしたね」大谷翔平が語るバッターとしての奥深き“技術”と娘の成長「すごいし、しかも、可愛いしね(笑)」《インタビュー後編》
「オリンピック後の目標は5回転を決めること」“4回転の神”イリア・マリニンが語る「4回転7本」成功の理由と羽生結弦への畏敬の念「ユヅは僕にとって、一番のアイドルですから!」《特別インタビュー》
「ポーカーフェイスでやるべきことを淡々と」井上拓真はなぜ那須川天心に勝利できたのか「勇気と覚悟をしっかり感じました」《父・真吾トレーナーが語る秘話》
【動画】「夏合宿から2年生を中心に」酒井俊幸監督に聞く“鉄紺復権”への道筋、箱根駅伝で狙う総合タイム「柏原竜二世代より練習はできているから」《徹底解剖:東洋大学2025⑤》
【動画】「5区を走りたい」キーマン・堀野正太(1年)が語る“上り”が得意な理由と背筋が伸びた主将・山口智規の言葉「あれで気持ちを入れ替えて…」《徹底解剖:早稲田大学2025⑦》
【独占告白】大谷翔平が語る野球の神様から“欲しいもの”と投手としての“壁”「力不足以外の何ものでもない」《インタビュー前編》
【箱根駅伝】「優勝を欲するのは、選手か、監督か」青学大・原晋、中大・藤原正和らの言葉で102回大会を展望する《駒大・藤田敦史は「忘れ物」を探す》
【独占告白】「変なシーズンでしたね」大谷翔平が語るバッターとしての奥深き“技術”と娘の成長「すごいし、しかも、可愛いしね(笑)」《インタビュー後編》
【独占告白】「最後のスイーパーに迷いは…」大谷翔平が初めて語る2023年WBC決勝の怖さと“まさかの”舞台裏「僕が監督でもそうなる、と」《インタビュー中編》
「早く上位陣に当たりたい。横綱戦、やりたいっす!」幕内最年少20歳・藤ノ川の魅力は立ち合いの“全集中”と“負けず嫌い”《八角理事長は「(酒の)飲みっぷりもファンだよ》
【動画】「シニアに上がってもずっと1位を目指します」ジュニア王者・中田璃士が明かす“打倒マリニン”への熱き決意「日本のクワドゴッドになれば可能性があるかな」《独占インタビュー・後編》
「オリンピック後の目標は5回転を決めること」“4回転の神”イリア・マリニンが語る「4回転7本」成功の理由と羽生結弦への畏敬の念「ユヅは僕にとって、一番のアイドルですから!」《特別インタビュー》
【3本塁打10奪三振】大谷翔平「史上最高の一日」の舞台裏…ベッツは「マイケル・ジョーダンのような存在。我々はついていくだけ」《番記者の視点》
「気づいたら20km、みたいな」マラソン・小林香菜が語るゾーン、冷蔵庫の中身、そして石川佳純に相談した練習量「まだ自分自身の伸びしろがつかめてない」《対談連載》
「ポーカーフェイスでやるべきことを淡々と」井上拓真はなぜ那須川天心に勝利できたのか「勇気と覚悟をしっかり感じました」《父・真吾トレーナーが語る秘話》
【独占告白】大谷翔平が語る野球の神様から“欲しいもの”と投手としての“壁”「力不足以外の何ものでもない」《インタビュー前編》
【動画】「5区を走りたい」キーマン・堀野正太(1年)が語る“上り”が得意な理由と背筋が伸びた主将・山口智規の言葉「あれで気持ちを入れ替えて…」《徹底解剖:早稲田大学2025⑦》
【独占告白】「変なシーズンでしたね」大谷翔平が語るバッターとしての奥深き“技術”と娘の成長「すごいし、しかも、可愛いしね(笑)」《インタビュー後編》
【動画】「彼らは“見てもらうこと”に飢えていた」新雅弘監督が語る“火中の栗”を拾った理由と自身39年目の“寮生活”「練習以外の20時間で強くなる」《徹底解剖:日本大学2025①》
【独占告白】「最後のスイーパーに迷いは…」大谷翔平が初めて語る2023年WBC決勝の怖さと“まさかの”舞台裏「僕が監督でもそうなる、と」《インタビュー中編》
【動画】「成人式会場で中継が…」「沖縄の歴史を変えたいって」波照間島出身・大仲竜平が語る北山高校の挑戦と後輩たちの成長「日大は絶対強くなる」《徹底解剖:日本大学2025③》
「ポーカーフェイスでやるべきことを淡々と」井上拓真はなぜ那須川天心に勝利できたのか「勇気と覚悟をしっかり感じました」《父・真吾トレーナーが語る秘話》
【動画】「今回はハイペースになりそう」スペシャリスト・間瀬田純平が展望する“箱根駅伝1区”…それでも「希望区間は10区」と笑顔で語る理由とは?《徹底解剖:早稲田大学2025⑥》
【動画】「指導者不在で…」「3年生でまさかのキャプテン」中澤星音が語る“波乱万丈の日々”と新雅弘監督による“変革”の中身「やっぱり練習がキツイので」《徹底解剖:日本大学2025②》


