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「長谷川唯さんを超えたいですね」眞城美春のサッカー観を培った“父との反省タイム”とシャビ&イニエスタ時代のバルサ《いまスタジアムで見るべき才能》

2024/12/14
2007年2月5日生、東京都出身。'19年にバディーSCから日テレ・メニーナ加入。'22年から日テレ・東京ベレーザにも選手登録された。162cm、49kg。
Number1104号の巻頭企画「FACE」に登場した眞城美春。誌面に掲載できなかった本人のコメントや写真撮影の合間にリフティングする様子を収めた動画、さらにWEリーグの試合後の取材を追記して、プレーヤーとしての魅力に迫った。NumberPREMIERオリジナル記事。

 会えるアイドル。

 かつてのサッカー日本代表選手は、そんな存在だった。テレビで日本代表戦を見て気になる選手がいれば、Jリーグの会場に行ってプレーを見ることができた。クラブの練習場まで足を運び、勇気を出して色紙を差し出せばサインもゲットできた。

 今は、違う。メンバーリストの所属クラブ(国名)欄には、カタカナがずらり。世は空前の「海外組時代」である。森保一監督率いる男子代表では、先発全員が海外組なんてことも当たり前になった。しかも、イングランドやスペイン、ドイツのトップクラブで主力として認められた選手がゴロゴロいるのだから、本物だ。

 この状況は、女子も同じ。今年のパリ五輪に出場したなでしこジャパンは、登録メンバー18人中11人が海外のクラブに在籍していた。さらに大会後、山下杏也加と藤野あおばがマンチェスター・シティ(イングランド)、清家貴子がブライトン(イングランド)、北川ひかるがヘッケン(スウェーデン)、田中美南がユタ・ロイヤルズ(アメリカ)へ渡った。なでしこジャパンの“欧米化”は、今後も続いていくだろう。

 日本人選手が世界トップレベルの舞台で活躍するのは誇らしい。代表チームの強化にも、確実につながる。でも、彼女たちのプレーを国内で生観戦できる機会は年に数回、日本で行われる代表戦に限られる。それはそれで寂しいもの――。

 だからこそ、思う。未来のなでしこメンバーが日本でプレーしているうちに生で見ないのはもったいない。今のうちに、スタジアムへ行かなくっちゃ。

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photograph by Kaori Nishida

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