週刊文春11/28臨時増刊
巻頭特集
記事を
ブックマークする
【MVP男の原点】フレディ・フリーマンが15歳で見せていた“不屈”と“根性”とは?「彼の人気を支えるのはブルーカラー的な価値観」
2024/11/14
ブレーブス時代から通算し、WS6戦連発の本塁打を放った男が、文句なしのMVPに輝いた。右足首の負傷と肋軟骨骨折を抱えながら、歴史の1ページに名を刻んだスラッガーの、強さと魅力に迫る。(原題:[MVPクローズアップ]フレディ・フリーマン痛みに耐えた不屈の精神。)
フレディ・フリーマンは伝説になった。
ケガを押して出場し、世界を驚かせるホームランを放つ。しかもそれが1903年に第1回ワールドシリーズが開催されて以来、史上初めてとなる逆転サヨナラ満塁弾だったのだから。
フリーマンは試合後のインタビューにこう答えた。
「子供のころ、兄弟と裏庭で野球遊びをしていた時に、夢見たようなシナリオだよ」
第1戦、10回裏のフリーマンの一発で、ドジャースは完全に流れをつかんだ。あのホームランがなかったら、シリーズの行方はどうなっていたか――。あのホームランによって、フリーマンは先人たちの列に加わった。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Getty Images