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【インタビュー】柏レイソル・細谷真大が語る「FWとしての折れない心」とパリ五輪”幻のゴール”の手応え<「ブルーロック」を再現してると話題!>

2024/10/02
柏レイソルのストライカー細谷真大。日本代表にも選出
「『ブルーロック』を再現した!」とたびたびSNSを賑わせているのが、パリ五輪で不動のエースとして最前線に君臨した、この若き点取り屋である。今まさに日本代表で生き残りをかけて戦う男が目指すストライカー像とは。(原題:[現役ストライカーに訊く]細谷真大「折れない心が一番大事です」)

――さっそくですが、『ブルーロック』はご存知ですか。

「アニメで見ました。オレンジ髪が結構好きですね。左足のシュートが強烈なやつ」

――漢気ある國神錬介ですね。

「正々堂々としていて、悪いことは好きじゃないっていうキャラがいいなと」

――では、細谷選手のプレーが「まるで凪誠士郎」と話題になっているのもご存知?

「ヴェルディ戦ですか」

――ええ、8月の東京V戦です。体のやや後方にきたボールをクロスさせた後ろ足でさわり、前方へ運んだ神業トラップでした。

「ちょうど動き出したタイミングですごくいいボールが来たので、完璧に凪みたいな感じになりましたね(笑)」

――覚醒したときの糸師凛に似ているという声もあります。

「舌ですかね。小学生の頃から、プレー中に口が開いて舌が出ちゃうんですよ」

ネルシーニョ監督に褒めて伸ばしてもらった“推進力”。

――その凪も國神も凛も、自分の特長を把握して成長していきますが、細谷選手は自分の武器をどう捉えていますか。

「裏への抜け出しや推進力といったところです。推進力はサッカーを始めた頃から、ずっと強みだと感じながらやってました」

――当時もFWですか。

「小学生のときはずっとFWです。中高とレイソルに入って、最初はサイドハーフで徐々にFWになりました。抜け出しは得意だなという程度だったのが、ネルシーニョ監督に繰り返し言われてすごく伸びて。プロになってから一番の武器になりました」

VARで同点ゴールを取り消される「細谷の1ミリ」で涙を呑んだ、スペインとの準々決勝でも舌を出していた KYODO
VARで同点ゴールを取り消される「細谷の1ミリ」で涙を呑んだ、スペインとの準々決勝でも舌を出していた KYODO

――推進力はパリ五輪でも発揮されました。マリ戦でゴールにつながったのが、右サイドでの力強いドリブル。

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photograph by Hirofumi Kamaya

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