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【インタビュー】DeNA・山本祐大は“打てて、守れて、勝てる”キャッチャーへ「優勝の瞬間のイメージ、湧いています」《支配下最後82番目の指名から》

2024/09/03
DeNA・山本祐大は今季オールスターにも出場

 絶滅危惧種とも言われていた打てるキャッチャーが、オールスターゲームに揃った。ファン投票、選手間投票で選ばれたのは、ファイターズの田宮裕涼、ベイスターズの山本祐大である。

「打てないとか守れないとか、そういう何かがついてくることがイヤなんです。僕、完璧主義者なんですよ(笑)。試合に出るからには打てて、守れて、勝てる。全部が揃った、最強のキャッチャーだって言われたいんです」

僕にとっては実質ドラフト1位だよって(笑)。

 中学時代からキャッチャーだった山本は京都翔英高の3年夏、甲子園出場を果たす。しかし正捕手は強打の石原彪で、山本はセンターを守っていた。高校卒業の際、石原はドラフト8位でイーグルスへ入団。山本もNPB入りを目指して進路を模索した結果、卒業後の5月になって独立リーグの滋賀ユナイテッドBCへ入団する。そのわずか半年後、山本はキャッチャーとしてベイスターズからドラフト9位で指名を受けた。支配下選手では最後となる82番目の指名だった。

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photograph by SANKEI SHIMBUN

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