#1086
巻頭特集

記事を
ブックマークする

<りくりゅうペアは運命に導かれて>結成4年目で世界一の三浦璃来&木原龍一「しっかり者と抜けてる人でバランスがいい」

世界選手権ではSP(80.72点)、FS(141.44点)ともに自己ベストを更新。日本人ペアとして初優勝を果たした

 運命に導かれた2人。そんな言葉に象徴される1年だった。結成わずか4年目の2人は、'22-'23シーズンのGPファイナル、四大陸選手権、世界選手権でタイトルを総なめ、日本ペアで初めて世界の頂点に立った。

「シーズンイン直前に三浦さんが怪我をして、そのなかで2人の絆を確認して、信頼しあって成長を実感できました」(木原)

 木原龍一は愛知県生まれの31歳。'14年ソチ五輪、'18年平昌五輪ともペアで出場したが、素直に喜べていなかった。

「2度の五輪とも自信がないまま出て、後ろめたさがありました。アルバイトしながら、もう引退して働こうって思ってました」

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Asami Enomoto

6

5

0

前記事 次記事