投手と捕手のバッテリーを「夫婦」に例えるようになったのは、いつ頃からなのだろう。亭主関白なエースと“ホーム”を守る賢夫人。若き剛腕と、懐の深い女房役……。令和の時代にこういった例えがまかり通るかは別として、今昔問わず名投手にはいつも、阿吽の呼吸で支える捕手の存在があるのは間違いない。
「祐大のおかげです」
今シーズン、好投するたびヒーローインタビューでそう口にしていたのはベイスターズの東克樹(写真左)だ。同期入団で3歳年下の山本祐大と登板24試合全てでバッテリーを組み、最多勝と最高勝率のタイトルを獲得。女房役へのベタ惚れぶりも全開に、時にお立ち台に呼び寄せるその様は“お約束”の光景にもなった。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by JIJI PRESS