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【インタビュー】「自分にとって必要な壁でした」菅原由勢が語るアジア杯の「不甲斐なさ」と“新天地”サウサンプトンへの愛<吉田麻也からの助言とは?>
出だしと出足、“つかみはOK”だった。
8月17日、2部からプレミアリーグに舞い戻ってきたサウサンプトンの一員として、菅原由勢がニューカッスルとの開幕戦のピッチに立った。
与えられた先発ポジションは右ウイングバック。味方がボールを保持すれば出足鋭く、ドンドンと前に出ていく。序盤、クロスと見せかけて縦に突破して相手のイエローカードを引き出せば、前半終盤には絶妙なクロスからベン・ブレアトン・ディアスのシュートを導いた。昨季11得点のアンソニー・ゴードンをマークしつつ、19歳の左SB、ルイス・ホールにストレスを与えて45分間、右サイドで主導権を握った。
相手に退場者が出ながらも先制点を許したことによって、より攻撃性を強めるために前半だけでサミュエル・エドジーと交代に。結局、チームはゴールを割れずに0-1で敗れてしまっただけに、チャンスを演出していた背番号16の新参者がそのまま残っていれば……、とセインツのサポーターにため息をつかせただけでも、十分なインパクトを残した。
好印象を抱いていたクラブからのオファーに即決。
いい始まりなくして、いい循環は呼び込めない。まさに出だしにこだわった。
オランダのAZアルクマールで5シーズンにわたってプレーし、絶対的な地位を築いてきた24歳のサイドバックはオファーの届いたサウサンプトンと今夏に合意。6月に日本代表の活動を終えてからは、1週間ほどしかオフを取らなかった。
「移籍というものは生き物と同じですぐに動いていく。いつ移籍の話が来て、いつサインするか分からない状況でもあったし、(決まれば)新天地に行って一発目の練習からアピールするためにはコンディションをしっかりつくっておかないといけませんから。体は動かしていても、メンタル的には休めたので全然問題はないです」
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