#1102

記事を
ブックマークする

【パリ五輪サッカー】ガザ地区で戦闘が続く中で“イスラエル”は注目を集め、武装警備団も同行も…《米紙「試合自体は余興のようなもの」》

2024/08/24
イスラエルと日本は1次ラウンド第3節で対戦。日本が1-0で勝利を収めた

「ガザと政治の質問はなしで」

 パリ五輪・イスラエル代表の広報担当者は、ことあるごとに世界から集った記者を牽制しなければならなかった。イスラエルは今大会、ある意味で最も注目されたチームだった。パレスチナのガザ地区で戦闘が続く中、開催された平和の祭典。世間の目は政治問題を語るきっかけとして同チームに集中した。

1000人の警備員を配置、爆発物処理班も。

 前回の東京大会からイスラエルは選手団の警備費を大幅に増やし、訓練された自国のとともにパリに入った。行く先々で警備は強化され、試合では通常よりも多い1000人の警備員が置かれ、爆発物処理班まで手配された。練習時もピッチをエージェントと私服警官が囲み目を光らせた。1972年のミュンヘン五輪では、選手ら11人が殺害されたテロ事件の前例がある。今大会を守り抜くことは、フランスとイスラエル両国の威信がかかっていた。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
キャンペーン終了まで時間
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Mutsu Kawamori

0

0

0

前記事 次記事