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【パリ五輪5位】陸上男子4×100mリレー、サニブラウンが語った「何かを変えなければいけなかった」の収穫と課題《桐生は「全員がハキームを…」》
2024/08/22
一度は先頭に立ったものの4走目で順位を落とし、無念の表彰台圏外。日本が誇るバトンパス技術に加えて、頂点に立つために今後必要なものとは。(原題:[収穫と課題の5位入賞]陸上男子4×100mリレー「貫いた攻めの姿勢」)
夢と見紛うかのような光景だった。
8月9日、陸上男子4×100mリレー決勝。日本は1走の坂井隆一郎から5位でバトンを受けた2走のサニブラウン・ハキームが首位に躍り出ると、3走の桐生祥秀も先頭のままアンカーの上山紘輝へ。スタンドを埋め尽くした観衆がそれぞれの言語で絶叫して応援する中、最終ストレートの始まりで身体半分、前に出ている上山の姿は凜々しかった。
「桐生さんが1番で持って来てくれると信じていた」(上山)
しかし、ギリギリを攻めたことでバトンパスが間延びしていた。桐生との距離が開いてしまった上山はテイクオーバーゾーンの出口付近で減速を余儀なくされていた。必死に再加速したが、「アンカーはレベルの高いメンバーしかいない。どこまで耐えられるか」というところで4人に抜かれて5位。タイムは金メダルだったカナダの37秒50より0秒28遅い37秒78だった。
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photograph by Ryosuke Menju / JMPA