世界選手権の舞台では、すでに2大会連続で決勝まで進んでいる。個人で挑む100m、そしてリレーでも日本の柱として期待される存在。2度目の五輪ではメダルという明確な結果を狙う。(原題:[日本短距離界のエース]サニブラウン「ファイナリストの肩書だけでなく」)
意外かもしれないが、サニブラウン・アブデル・ハキームが男子100mで五輪に出場するのは、今回のパリ五輪が初めてとなる。五輪は4年に一度の巡り合わせ。これまではなかなか縁がなかった。
早熟なサニブラウンが一躍脚光を浴びたのは16歳の時。2015年の世界ユース選手権で100mと200mの2冠を成し遂げ、同年の世界選手権北京大会では200mで準決勝に進出。国際陸連の“ライジングスターアワード(新人賞)”も受賞した。世界記録保持者のウサイン・ボルトが引退をほのめかしていたこともあって“ネクスト・ボルト”にサニブラウンの名前も挙がった。
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