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【記者の推奨馬】“才色兼備”レガレイラが描く「幸福のシナリオ」…木村哲也厩舎は1年前の“悲劇”を乗り越え一丸に《日本ダービーを占う/美浦編》

2024/05/16
レガレイラ Regaleira [父]スワーヴリチャード[母]ロカ[調教師]木村哲也[通算成績]4戦2勝[主な勝鞍]'23ホープフルS(GI)
昨年のダービーは、上位3着まで美浦勢が独占。西の皐月賞馬の2冠を阻止すべく今年も活気十分だ。注目は未来の女傑候補。陣営は1年前の悲劇を乗り越えて、'07年ウオッカ以来の偉業を目指す。(原題:[記者の推奨馬・美浦]東の鳴動「才女が描く幸福のシナリオ」レガレイラ/アーバンシック ほか)

 従来の記録を0秒7も更新する1分57秒1のコースレコードで決着した皐月賞。そのハイレベルな戦いを3戦無敗で制したジャスティンミラノは、底知れぬ才能の持ち主だ。しかし、6着馬までが0秒5差にひしめく接戦であったこともまた事実。タレント揃いの同世代ライバルは、簡単に“2冠当確”と言わせてくれまい。

 無敗の皐月賞馬の進軍を止めうる東の有力候補がレガレイラだろう。牝馬でありながら、日本ダービーを見据えてローテーションを組まれ、昨年末のホープフルSでは他が止まって見える瞬発力で牡馬勢を一蹴した。ところが、1番人気で迎えた皐月賞は末脚不発の6着。才色兼備の彼女に何が起こったのか。木村哲也調教師はスタート前にある懸念を抱いていたという。

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photograph by Ryosuke Kaji

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