女子にとって究極のジャンプは何だろうか。ギネスに認定されている記録は、トリプルアクセルを跳び6点満点を出した伊藤みどり('89年)、4回転を降りた安藤美姫('02年)、ショートとフリーで計3本のトリプルアクセルを成功した浅田真央('10年)で、すべて日本人だ。
ここに、世界女子4人目のギネス候補者が現れた。兵庫県生まれの14歳、紀平梨花。今年ジュニアに上がった身長149cmの小柄な少女が、女子未踏の大技を練習でバンバン決めている。
その技とは、「トリプルアクセル+3回転トウループ」の連続ジャンプ。まず女子のトリプルアクセル成功者は、'88年に認定された伊藤以来、6人しかいない。さらに連続して3回転を跳ぶには、トリプルアクセルを着氷した後もスピードや流れが必要で、少しでも勢いが落ちると跳ぶことが出来ない。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Atsushi Hashimoto