球を左右に曲げ、高低を打ち分ける。打ち出しは低く抑えてもスピンが効いて止まるようなショットを打ってみる。星野陸也にとって回転を操り球筋を打ち分けることが小さい頃からゴルフの愉しみだった。
ゴルフ部がなかったから入った中学の卓球部でも肝はそこだった。
「卓球もいろいろなスピンをかけるのが楽しくて軟式テニスも同じように好きでした」
卓球は今でも大好きでコロナ禍の自粛期間中には自宅に卓球台を購入。クラブに卓球のラバーを貼り、それをラケット代わりに普段は味わえない高回転のスピンをかけて遊んだりもした。
だが今は直進性こそが売り文句になる時代だ。クラブやスイング技術はよりオートマティックにまっすぐ飛ばす方向へと進化している。
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