#920
Special Feature

記事を
ブックマークする

「ゲーム感覚で試合ができる」井上尚弥が選んだ【歴代最強ボクサー】って誰だ?<村田諒太、内山高志は納得のセレクト>

2023/12/27
八重樫東は大橋ジムの後輩で10歳下の井上の才能を誰よりも評価してきた
Number920号に掲載された大型企画「チャンピオンが選ぶ最強ボクサー」。井上尚弥や村田諒太を含む日本人チャンピオンが、「歴代最強」と「現役最強」を独自の基準で選んだ。

村田諒太「その階級でいかに飛び抜けているか」

歴代:シュガー・レイ・ロビンソン
          &
現役:ワシル・ロマチェンコ

◆ ◆ ◆

 PFPの指標は、その階級でいかに飛び抜けているかということ。現役で見ていくと自分のいるミドル級はゴロフキンだけじゃなく“カネロ”もいる。突出していると言えるのはスーパーフェザー級のロマチェンコ。ポイントを取るのがうまいし、完成されています。

 オールタイムグレートならシュガー・レイ・ロビンソン。飛び抜けた存在だし、半身になってジャブを打ってという今のボクシングの形をつくった人ですから。(構成・二宮寿朗)

 

八重樫東「現役最強は尚弥です。癪ですけど(笑)」

歴代:マイク・タイソン
      &
現役:井上尚弥

◆ ◆ ◆

 タイソンはほとんど好みで選びました。彼がピークのときのファイトスタイル、試合は本当にかっこよかったです。タイソンはとかく上半身の強さやパンチのパワーに目がいきがちですけど、やっぱり身体の使い方、下半身の関節連動のすごさもありました。

 現役は尚弥。リング誌のPFPランキングでロマゴンが1位で、尚弥はたぶんロマゴンよりも強い。そうすると尚弥です。ちょっと癪ですけど(笑)。(構成・渋谷淳)

八重樫は大橋ジムの後輩で10歳下の井上の才能を誰よりも評価する ©Hiroaki Yamaguchi
八重樫は大橋ジムの後輩で10歳下の井上の才能を誰よりも評価する ©Hiroaki Yamaguchi

井上尚弥「ゲーム感覚で試合ができてしまう」

歴代:フロイド・メイウェザー・Jr.
          &
現役:ゲンナジー・ゴロフキン

◆ ◆ ◆

 最強という言葉とはまた違うと思いますけど、メイウェザーに勝てる選手はいないと思います。晩年のメイウェザーの試合は、もうゲーム感覚というか。タッチゲームをしているような感じですけど、それを試合でできちゃうのって結構すごいと思います。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
キャンペーン終了まで時間
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

前記事 次記事