#1083
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渡辺薫彦とナリタトップロード、池添謙一とオルフェーブル…「名コンビ復活」の有終と哀愁【ラストランの明と暗】

2023/10/27
2015年の有馬記念がラストランのゴールドシップには内田博幸が2年ぶりに騎乗
最後はかつての相棒と。ラストランで涙を誘うのは劇的な幕切れだけじゃない。

 秋のGIは名馬の引退レースにもなる。

 なかでも有馬記念が引き際となった名馬は多い。ディープインパクト、ジェンティルドンナ、キタサンブラックはみごとに有終の美を飾り、最終レースが終わったあとの引退式では多くのファンに見送られた。

 スピードシンボリとシンボリクリスエスは有馬記念連覇で最後を飾った。スピードシンボリの口取り写真に写っていた青年は、33年後には馬主として手綱を取っていた。

 ハイセイコーは有馬記念で2着に負けたが、テレビはハイセイコーの姿をずっと映し、増沢末夫が歌う『さらばハイセイコー』を流していた。オグリキャップのラストランは最高のかたちでエンディングを迎え、大観衆の「オグリコール」が中山競馬場をつつんだ。

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photograph by SANKEI SHIMBUN

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