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「投手・大谷翔平」のシーズンは右肘故障で8月23日に終了。手術の判断や治療法など、今オフのFA交渉への影響は?

2023/09/13
日本時間の8月29日時点で大谷は今季130試合に出場し、休養は2試合のみ。故障者続出のチームを投打で支えていた

「投手大谷」のシーズンが8月23日、公式戦の最後を待たずして終了した。レッズ戦のダブルヘッダー第1試合に先発した大谷翔平は、初回に打者として44号本塁打を放った一方、投手としては2回途中に異変を訴えて降板。その際、エンゼルス側は「右腕の疲労」と発表し、検査を受けた大谷は、第2試合に「DH」としてフル出場した。ところが、試合後、ペリー・ミナシアンGMは「右肘の靱帯損傷」との診断結果を公表し、今季中は投手として登板しないことを明かした。

 予兆がなかったわけではない。6月下旬以降、大谷は右手中指と爪の異常を訴え、途中降板するケースが相次いだ。7月27日にはダブルヘッダーの第1試合で初完封勝利を飾った後、第2試合途中に体のけいれんのため、途中交代した。その後も、両足ふくらはぎ、右手中指のけいれんなどの症状が見られたほか、8月13日には「右腕の疲労」との理由で次回の登板を回避した。これらの諸症状と「靱帯損傷」の関連性は明らかにはなっていない。だが、5月3日以来、無休でプレーを続けてきた蓄積疲労がピークに達した結果、故障につながった可能性は高い。

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photograph by JIJI PRESS

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