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「個人成績だけが注目される状況は大谷自身望んでいない」エンゼルスはポストシーズン進出なるか。【後半戦展望】

2023/07/11
今季新加入のレンフロー(右)は打率.257、12本塁打、ドゥルーリー(左)は打率.273、13本塁打(6月28日現在)

 2014年以来、ポストシーズンから遠ざかっているエンゼルスに、ようやく上昇の兆しが見え始めた。5月までは勝率5割をキープするのが精一杯の状態だったが、6月4日から5連勝を飾るなど、投打の歯車がかみ合い始め、同16日には貯金を「8」まで積み上げ、地区2位タイに浮上した。昨年の同時期は、球団ワーストの14連敗を喫し、その間、ジョー・マドン監督(当時)を解任するなど、チームとして戦える状態には程遠かった。だが、今年は違う。

 首位レンジャーズ相手に敵地で2試合連続逆転勝ちを収めた6月13日、フィル・ネビン監督は、いつになく興奮気味に語った。

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photograph by Nanae Suzuki

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