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「自信とパッションを持って」姫野和樹から飛び出した“敗戦”とは不釣り合いな言葉<ジェイミージャパンの「主将」を考える>

2023/08/14

 9月に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)に向けて、戦術のブラッシュアップとセレクションを兼ね、試合を重ねている日本代表。ファンやメディアの注目を集めているのは勝敗もさることながらキャプテン人事である。

 W杯では2015年、2019年と2大会連続でリーチマイケルが主将を務めた。リーチは今大会でも3大会連続で主将を任される可能性もあるが、一方で、リーチの負担を減らし、チームを活性化させるためにも新しいリーダーを求める声も根強い。

 そんな中で、主将候補として頭角を現してきたのが姫野和樹だ。

 7月8日、ジャパンXVの名で臨んだオールブラックスXVとの今季初戦はFLリーチと控えSH流大が共同で主将を務めたが、同15日、日本代表の名で臨んだ第2戦ではNO8姫野が控えHO坂手淳史とともに、ジェイミー・ジョセフHCから共同主将に指名された。

「今週の姫野の態度には感銘を受けている。選手として良いプレーをしているし、安定感がある。スーパーラグビーにもW杯にも出場して、トヨタでもキャプテンとして経験を積んでいる。今回、日本代表のキャプテンを務めるのは初めてだが、パッションを持ってやっていこうと選手たちに呼びかけている。彼のリーダーシップに期待しています」

 そのオールブラックスXV戦は27-41の敗戦に終わったが、ジェイミーは姫野主将を高く評価した。

「姫野は良いリードをしてくれた。キャプテンはまず、チームのベストプレーヤーでなければいけない。自分のプレーでリードして、周りの選手に勇気を与えていく。姫野はその素質を持っている」

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photograph by JIJI PRESS

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