筑波大時代から自身の体調管理には気を配り、食事面も妥協せず、人一倍気を使っていた三笘。パワーの源は野菜たっぷりの栄養満点のパスタだった。
筑波大時代の三笘薫が蹴球部のチームメイトとよく通っていたカフェ「プリムローズ」(茨城県つくば市)。2005年にオープンした同店には、今も「蹴球部をはじめ、陸上部、ハンドボール部、水泳部などスポーツ部の学生さんがよく食べに来てくれています」と店主の大垣昭さん、妻の千鶴さんは言う。在学中の三笘も、平均すると月2、3度ほど来店。特に試合前にはよく訪れ、体力をつけていた。
「三笘くんもそうですが、筑波の学生さんたちはスポーツをやっている人たちばかりなので、食べるものにもすごくこだわっているというか、気を付けながら食事しているような印象が強いですね」(千鶴さん)
当時三笘がよく食べていたのは、旨味が詰まったご主人お手製のベーコンと、野菜がたっぷり入った「あさりとベーコンのスパゲティ」。「スモークサーモンのクリームパスタ」をオーダーすることもあった。
「大盛りにもできますが、三笘くんは普通盛りが多かったですね。小食というわけではないんでしょうけど、いろいろ体のことを考えて食べていたんじゃないかな。毎回サラダも付けていて」(昭さん)
千鶴さんもストイックな姿を回顧する。「蹴球部のほかの学生さんもそうだったんですが、デザートはあまり食べなかったです。『甘いものは食べないの?』って誰かに聞いたら、食べ過ぎると体重に出ちゃうから、食べたいけど食べないんだって。あと、(三笘は)ストイックでお酒の席には絶対に行かないと聞いたこともありました。彼の先輩が“あいつだけはどんなに誘っても来ないし、飲まないんだ”って」
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photograph by Yuki Suenaga