卓球を注目される競技に引き上げた立役者の一人、石川佳純が引退を表明した。2007年に14歳で初めて世界選手権の日本代表になって以来、'23年4月のWTTチャンピオンズまで、石川は、約16年間にわたって、日本の第一線でプレーした。5月18日に引退記者会見を行い、やり切ったという思いを、晴れやかな笑顔で語った。
卓球が五輪の正式競技になったのは1988年のソウル五輪だったが、日本では注目の競技とは言えなかった。日本の報道で、注目されるようになったきっかけとしては、'03年の世界選手権に、当時14歳だった福原愛が出場して、ベスト8まで勝ち残ったことを挙げることができるだろう。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Yuzuru Ichimura(Illustariton)