2023年の米大リーグでは、いろいろな意味で、タンパベイ・レイズが重要なチームになった。1900年以降の米大リーグで最長タイ記録の開幕13連勝を記録したあと、日本時間の5月8日、開幕から35試合の時点で28勝7敗、ア・リーグ東地区1位だ。
歴史を振り返ると、過去に開幕13連勝を記録したチームは2チームあって、1982年のブレーブスと、'87年のブルワーズだが、2チームとも連勝の記録を作ったあとは、あまり振るわなかった。開幕13連勝のあと、チームの貯金は、あまり増えなかったのだ。
'87年のブルワーズは91勝71敗で貯金20までは到達したが、ア・リーグ東地区の3位にとどまった。'82年のブレーブスは89勝73敗で貯金16だった。当時所属していたナ・リーグ西地区で抜け出したチームがなかったため、89勝73敗でも地区の1位にはなったが、開幕13連勝でできた貯金と比べて、わずかに増やしただけだった。
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photograph by Yuzuru Ichimura(Illustariton)
