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ワールドシリーズでの3打席連続アーチなど、本塁打王を4度獲得した左のスラッガー。エンゼルスOBでもある殿堂入りプレーヤーの目に二刀流での活躍はどう映ったのか。
今季の大谷翔平は様々な記録を塗り替えたが、そのうちの1つが左打者によるエンゼルスのホームラン球団記録である。
8月18日、敵地デトロイトでのタイガース戦で右翼席へ豪快な一発を叩き込み、大谷は今季40号に到達。まだカリフォルニア・エンゼルスと呼ばれていた時代の1982年、レジー・ジャクソンがマークした39本を抜き、チーム史上最多の本塁打を放った左バッターになった。
ジャクソンといえば、現役時代に通算563本塁打を放ったスラッガーだ。大舞台での強さで知られ、アスレチックス時代には'72〜'74年のワールドシリーズ3連覇に大きく貢献。ヤンキースに移籍した後の'77年のワールドシリーズ第6戦ではなんと3打席連続本塁打を放ち、“ミスター・オクトーバー”の異名が定着した。
エンゼルスに移って39本塁打を放った'82年もチームを地区優勝に導いた、まさに優勝請負人。そんな元スーパースターの目に、今季の大谷の活躍はどう映ったのか。
現在はアストロズのオーナー、ジム・クレーン直属のアドバイザーとしてチームに同行するジャクソンに、ワールドシリーズ期間中、ミニッツメイド・パークでじっくりと話を聞いた。
今季の大谷は最終的に何本のホームランを打ったんだ? 47本? 46本か。とてつもないプレーヤーだよ。すごい打者であり、素晴らしいピッチャー。特筆すべきは、今シーズンの大谷はこれまで長くベースボールを見てきた人、このスポーツに関係してきた人たちの誰も見たことがないような偉業をやってのけたということだ。
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