今回も引き続き「鬼滅の刃」を語っていきたいと思います。
これは僕の勝手な推察ですが、作者の吾峠呼世晴さんは「聖書」からインスピレーションを得ているんじゃないかなと感じました。
旧約聖書の創世記にはこうあります。
「神はその光と闇とを分けられた」
「神は光を昼と名づけ、闇を夜と名づけられた」
光は、はじまりの呼吸である継国縁壱の「日の呼吸」であり、闇は、縁壱の双子の兄で鬼になった黒死牟が使う「月の呼吸」にあたります。その後老人となった縁壱は黒死牟の前に現れ、「理さえ超越した存在であると見せつけた上」で寿命を迎えて息絶えます。黒死牟にとっては屈辱だったでしょう。
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