解剖学者で虫を研究している養老孟司さんと霊長類・人類学者でゴリラを研究している山極寿一さんの対談本。読み終えての率直な感想は、まずもって「自分の好きなことを一生懸命にやって生きるって素晴らしいな」でした。研究に注ぐお二人の好奇心や情熱には尊敬の念を抱きます。
虫とゴリラにおける歴史や生態を語りつつ、その観点から「人間」と照らし合わせていきます。ヒトが誕生するずっと前から地球に住んでいて、生物としては違っていても大切にしていることには共通点も少なくない。地球にとって人間は特別な存在というわけでもないんだなとあらためて納得させられました。
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