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ファンが契約更新を喜んだラプターズ凄腕社長の野望とビジョン。

2013年からラプターズを率いるウジリ。'19年にはアメリカ国外のチーム初となるNBA優勝も成し遂げている

 この夏、ラプターズのファンが失うことを恐れていたフリーエージェントがひとりいた。

 といっても、9季所属したラプターズを離れてヒートに移籍したカイル・ラウリーではない。ラウリーもファンから愛されていたが、チームが若返りを進めるなかで、35歳のベテランが優勝を狙えるチームに移籍するのは自然な流れだった。

 失いたくなかったのは球団社長のマサイ・ウジリ。2年前の優勝チームを作った功労者だ。大きな野望とビジョンを持ち、3年前にカワイ・レナード獲得のトレードを決めたように、必要なときには思い切った決断を下すことができる。人をひきつけるカリスマ性も備えたリーダーだ。他チームや他業界からも注目され、今夏に契約が切れるにあたって、1年以上前から去就が話題となっていた。それだけに、8月に入ってラプターズとの契約更新が発表されると、ファンは胸をなでおろした。

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photograph by AFLO

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