コロナ禍が、上半期の試合日程ばかりか選手の動きも変えたようだ。業界のリーダー・新日本プロレスの覇権争いが、例年になく激しく、面白い。5月29日に予定されていた東京ドーム大会が延期となり、7月25日の開催に。その東京ドームのメーンに抜擢されたのが、IWGP世界ヘビー級王者・鷹木信悟だ。ドラゴンゲート出身。新日本ではなく、インディー系で育った男が、ついに国内最大の舞台に辿り着いた。
近年の鷹木は、前例のないスピード出世を果たした。ドラゴンゲートを退団したのが2018年。他団体から移って、わずか3年足らずで新日本の頂点を極めた選手はいない。
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