純金製で高さ36.8cm、重さ6175g。ワールドカップの優勝トロフィーに触ることができるのは、歴代優勝チームのメンバーと各国国家元首のみ。つまり日本であのトロフィーに触れることができるのは、天皇陛下と鳩山由紀夫首相しかいない。W杯に3回出場した中田英寿ですら、昨年12月に南アフリカに行くまでトロフィーの実物を見たことがなかった。
「やはり存在感がすごい。ペレやジーコ、マラドーナと同じようにたくさんの人をサッカーに巻きこんでいくパワーを感じました」
彼がトロフィーを見たのは、自身がアンバサダーを務める「コカ・コーラ FIFAワールドカップトロフィーツアー」のイベントが南ア第2の都市、ケープタウンで開催されたときだった。カウントダウンとともに除幕され姿を現したトロフィーは、ガラスケース越しとはいえライトを浴びてキラキラと光り輝いていた。中田にとっては、トロフィー以上にそれを見ていた観客たちの満面の笑顔が印象的だったという。
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