東京五輪のボクシング競技には男子4名、女子2名の日本代表が出場する。最近の実績からいっても特にメダルの期待度が高いのが男子ウェルター級の岡澤セオン(INSPA=25歳)だ。
体重69kgリミットのこの階級は国内でも常に強豪が揃う。岡澤は中央大学在学時から技巧派サウスポーとして評価されながら、ひ弱さもあり全日本選手権では一度も優勝できなかった。それが卒業後、鹿児島県体育協会に国体要員として招かれてから急成長。全日本を2連覇し、初の国際大会出場となった2019年のアジア選手権では日本選手36年ぶりの銀メダルを獲得した。同年の世界選手権は無冠に終わるも、準優勝したマコーマック(英国)に2-3の判定で惜敗と確実に成長を見せていた。
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