プロ野球にはいろいろな楽しみ方がある。ひいきのチームの勝敗に一喜一憂する楽しみもあれば、選手たちの「これぞプロ!」というプレーに目をみはる楽しみもある。選手や監督たちが織りなす人間ドラマを味わう楽しみも格別だし、記録を集めて数字から浮かび上がる事象を考察する楽しみも捨てがたい。
個人的に好きなのは「どうでもいい事柄を語り合う」という楽しみだ。愛するチームの選手たちをつぶさに見つめていると、誰も気づかないような(それこそ選手本人でさえ気づかない)、ある意味どうでもいい、だけど、ファンにとってはどうでもよくない事柄が浮かび上がってくる。本書は、まさにそんな一冊だ。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Sports Graphic Number