クライマックスは4Rに訪れた。秀樹が左をクリーンヒットさせると、不可思の身体がグラッと揺れる。勝負あったかに思えたが、その直後不可思はパンチの連打で逆にダウンを奪う。不可思vs.秀樹による『KING OF KNOCK OUT 初代スーパーライト級王座トーナメント』決勝戦(8月19日・東京)は期待に違わぬ激闘になった。
“キックの鬼”沢村忠を軸に一大ブームを巻き起こしてから半世紀、キックボクシングが活況を取り戻しつつある。K-1との違いは3分5Rへのこだわりと、ヒジ打ちや攻撃を伴った首相撲からの攻撃を認めている点だ。
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photograph by Susumu Nagao