【テニス映画の監督】
映画の世界にはスポーツを題材にした数々の名作がある。では監督にとって、スポーツを映画化する仕事とは、どのようなものなのだろうか? あるテニスの一戦を映画にしたJ・デイトン&V・ファリス監督に聞く。
映画の世界にはスポーツを題材にした数々の名作がある。では監督にとって、スポーツを映画化する仕事とは、どのようなものなのだろうか? あるテニスの一戦を映画にしたJ・デイトン&V・ファリス監督に聞く。
四大大会通算12回の優勝を誇り、女子選手の権利を主張して女子テニス協会を立ち上げ、同性愛を告白したLGBTの先駆者でもあった伝説のテニス選手、ビリー・ジーン・キング。'73年、彼女が男性優位主義を唱える元男子チャンピオンのボビー・リッグスと戦った、世紀の「男女の戦い」(『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』)を映画化したのが、夫婦監督のジョナサン・デイトンさんとヴァレリー・ファリスさんだ。
ファリス「スポーツ映画を撮るのは初めてだったの。でも、主人公にいろいろな出来事があって、最後に大試合があるという構造の中に、男女同権の政治的な話、歴史的な話、夫と女性の恋人の間で揺れるラブストーリーと、様々なことが盛り込めるテーマだったので、とても魅力的だと思った」
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photograph by Ichisei Hiramatsu