自分の強みは決定力――。いくら点を決めるのが仕事とは言え、ここまでストレートに言えてしまう選手も少ないだろう。それが20歳の若者なら、なおさらだ。
小川航基(ジュビロ磐田)である。
プロの門をくぐって3年目。2年後の東京オリンピックでメダルを狙う「五輪世代」の逸材だ。そんな期待のスピアヘッドが、いよいよブレイクの兆しをみせている。
2月に消化したJクラブとの練習試合では3戦4発。ノーゴールに終わった試合が一つもない。しかも、1試合の出場時間は最長でも40分に満たなかった。なるほど本人が胸を張るとおりの決定力である。
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