オリンピックに過去4度出場し、団体を含む2つの金と、2つの銀メダルに輝いたエフゲニー・プルシェンコ。
4回転新時代となった五輪シーズンに“皇帝”は何を見るのか。
4回転新時代となった五輪シーズンに“皇帝”は何を見るのか。
羽生結弦が絶対王者と尊敬する皇帝、エフゲニー・プルシェンコ。その彼がチャリティショーに出演するために11年ぶりにニューヨークを訪れ、単独取材に応じた。
2002年ソルトレイクシティ五輪で銀、'06年トリノ五輪で金メダルを射止め、いったん競技から身を引いた後、復帰した'10年バンクーバー五輪で銀に輝いた。'14年ソチ五輪では団体戦でSP、フリーの両方を滑りロシアの金メダルに貢献。実に4度の五輪で表彰台に上り、現役時代ずっと4回転を跳び続けてきた超人は、今の男子フィギュアをどう見るのか。
「今のトップ男子には、ものすごく感謝をしているんです。だってフィギュアスケートを20年分進化させてくれたから。'10年のオリンピックでは、ほとんどの選手が4回転ジャンプを成功できなかった。それが今では5種類の4回転ジャンプが揃い、羽生はフリーで5回跳ぶ。ネイサンは5種類全てを跳ぶし、昌磨は4回か時に5回。ボーヤンも凄い。男子のフィギュアはこうでなくては」
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photograph by Yuki Suenaga