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世界体操、白井健三さんのさらなる成長と“宝言葉”。~松岡修造が気づいた、新しい健三さん~

2017/11/07

 モントリオールでの世界体操選手権。男子個人総合予選で内村航平選手が途中棄権する波乱の中、初出場の白井健三選手が銅メダルを獲得し、種目別では床と跳馬で金メダル。女子では63年ぶりに村上茉愛選手が種目別床で金メダル。日本体操界のヤングスターが2020東京に向け、ロケットスタートを切った。

 大会前、初出場となる個人総合で健三さんの評価は“入賞ならば御の字”だった。ではなぜメダルまで届いたのか。僕は6連覇の絶対王者内村さんの不在が快挙に繋がった、と感じている。


 メダル獲得直後、健三さんはこう話した。「プレッシャーが凄かった。頼っていた人がいない。想像を絶する寂しさでした」──こんな弱気な言葉は初めてだった。健三さんは1人で6種目戦う過酷さと不安と戦いながら、内村航平さんの想いも背負い戦ったのだ。

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photograph by KYODO

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