レースに赴く競走馬を最高のコンディションに――。日々、厩舎で馬と向き合う「調教」の仕事に迫る!
申し分のない血統であっても、それだけでは勝てないのが競馬のむずかしいところだ。騎手を乗せて走るすべを教え込み、そして鍛え上げなければレースでは勝てない。スターホースになるか、駄馬で一生を終えるか、その分かれ目は調教にかかっている。
梅田智之厩舎所属の西原玲奈調教助手は、JRA史上6人目の女性騎手として'00年にデビュー。'10年に調教助手へと転身した。'15年の桜花賞を制覇したレッツゴードンキの調教を担当するなど、着々と実績を築いている。
「調教師は厩舎の最高責任者。調教の方針を決めるだけでなく経営も見る、会社でいえば社長ですね。調教助手は調教師の補佐として馬を管理し、実際に毎日馬に乗って、調教をつけるのが仕事です。調教助手にもふたつあって、厩務員として馬の世話をしながら調教をつける“持ち乗り”。そして調教を専門に担当するのを“攻め専”と呼んでいます」
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photograph by photographs by Satoshi Ashibe