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臼井二美男(義肢装具士)~スポーツの現場で働く“プロ”に直撃!~

2015/09/02
 体の一部を失っても新たな一歩は踏み出せる。義肢製作の第一人者が語る、障害者スポーツの現実とは?

 テクノロジーはスポーツの可能性を大きく拡げている。モータースポーツはその顕著な例だが、身体ひとつで勝負する陸上競技にしたってシューズやウェアの進化が記録向上に寄与しているのは明白だろう。

 障害者スポーツも道具の進化が競技の発展に大きく関わっている。ロンドン五輪で両足切断の“ブレードランナー”オスカー・ピストリウスが陸上男子400mの準決勝に進出して話題を集めたが、カーボン素材の義肢がなかった時代には、障害者と健常者が同じトラックで競い合うなんて想像できなかった。

板バネの機能向上やグリップ力を追求した専用シューズの開発など技術革新が進む。

 義肢装具士の臼井二美男さんは、日本におけるスポーツ用義肢製作の第一人者だ。大学中退後、ビラ配り、工事現場、飲食店とさまざまなアルバイトで糊口をしのいでいた臼井さんは28歳で一念発起。義肢製作の世界に飛び込んだ。なんでまたこの仕事を?

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photograph by photographs by Satoshi Ashibe

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