大きな期待と話題とともにJリーグに移籍してきたスターは、苦しいシーズンを終え、J2で新たな戦いに挑んでいる。好調のいま、改めて語る日本サッカーについて感じていること。
「こんにちは、そして地球の反対にいるみなさんにもこんばんは」
3月12日午前11時、ディエゴ・フォルランは所属するセレッソ大阪のクラブハウスで記者会見を開き、そう挨拶をしてから、ウルグアイ代表から退くことを発表した。
思えば昨年2月、フォルランは加入会見で流ちょうな日本語の挨拶を行なって日本中を驚かせ、同時に大きな期待を抱かせてくれた。しかし優勝候補だったチームは2部へ降格。フォルラン自身もシーズン終盤、監督の構想と合わなかったためかベンチから外れることが多かった。
異国の地で過ごした失意のシーズン――。だが3カ月のオフを母国で過ごし、J2での戦いのために戻ってきたフォルランを取材のために訪ねると、彼はにこやかな笑顔を見せて言った。
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