男子の試合としては、日本のリングで今年最初の世界タイトル戦となる。4月16日、大阪で行なわれるWBCバンタム級戦で、山中慎介が8度目の防衛戦のリングに立つ。相手はアルゼンチンから招くディエゴ・サンティリャン。山中同様、負け知らずの選手だが、今や山中といえば「ゴッド・レフト」。ファンもKO勝ちを期待せざるを得ない。
最近の山中の強さは、国際ボクシング殿堂入りを果たした具志堅用高さんの全盛期を思わせる。同じサウスポーのハード・ヒッターで、左拳に必殺の威力を持つなど、2人には共通点がある。
前々から山中のボクシングに注目していたという具志堅さんも、かつての自分と似たものを感じていたのだろう。最近、世界王者が一堂に会す場で山中に向かって「アフロにしてみたら」と勧めていた。山中はニヤッと笑うだけだったというが、ボクシングスタイルが似ていることについては満更でもないのだろう。
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photograph by KYODO