1月にオーストリアで行なわれたスノーボード世界選手権女子スロープスタイルで、弱冠16歳の鬼塚雅(バートン)が日本女子として初の頂点に輝いた。6人による決勝ではただ1人90点超えとなる92/50点をマーク。日本人がスノーボード世界選手権で金メダルを獲得したのは、'09年の男子ハーフパイプで当時18歳の青野令が優勝して以来2人目で、16歳3カ月での優勝は男女を通じて史上最年少という快挙だった。
スロープスタイルとは、ダウンヒルのコース上にあるアイテムを攻略しながら時速100km近いスピードで滑り降り、技の難度や完成度を争う採点競技だ。コース前半はレールやボックスなどが置かれたジブセクション、後半はジャンプ台が設置されたジャンプセクション。五輪種目として初めて採用されたソチ五輪では、ロシア名物のマトリョーシカが障害物として置かれたことが話題となるなどエンターテイメント性の高い競技で、日本勢では男子の角野友基が8位入賞を果たしている。
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