史上初めて“王者”として臨む、2015年カナダW杯。
連覇の頂へ辿りつくため、必要なのはさらなる進化だ。
試行錯誤が続いた代表戦、底力の試されたリーグ戦――。
なでしこの主将は、今季をどう戦い抜いたのだろうか。
連覇の頂へ辿りつくため、必要なのはさらなる進化だ。
試行錯誤が続いた代表戦、底力の試されたリーグ戦――。
なでしこの主将は、今季をどう戦い抜いたのだろうか。
「もうW杯優勝は、過去のことですから」
宮間あやはそう言って、メディアからの“連覇”についての質問をかわす。だが、これは彼女の偽らざる本心だろう。
彼女にとって大切なのは過去ではなく、「今日」。そして「今日」より「明日」だ。彼女にとってW杯や五輪の栄光もすべて過ぎ去ったこと。宮間の今日はどこに位置しているのだろうか。明日はどこに向かっているのだろうか――。
所属する岡山湯郷ベルは、2014年、大きな躍進をみせた。なでしこリーグではレギュラーシリーズで優勝。クラブ創設以来の初タイトルをもぎ取り、国際女子サッカークラブ選手権(IWCC)の出場権も獲得した。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Taiji Yamazaki