「お帰りなさい、フィル」
記者会見場に飾られたパネルには、ニューヨーク・ニックスのユニフォームを着たフィル・ジャクソンの写真とともに、まるで、長く旅に出ていた息子を迎えるような言葉が添えられていた。ジャクソンがニックスの一員だったのは、かれこれ35年以上前のことだ。
現役引退後、コーチに転身したジャクソンは、シカゴとロサンゼルスの地で計11回のNBA優勝という偉業を達成し、名将と呼ばれるようになった。そして今回、再びニューヨークに戻ってきた。
もっとも、今回、ニックスでの肩書はヘッドコーチではなく球団社長。自ら選んだ、第3のキャリアだ。
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photograph by Getty Images